第４回戦は電通大・野下研のS1.7と対局です。 手数が長かったので手の説明はなしです。 鈴木将棋が変な手や、水平線効果らしい歩の打ち捨てを繰り返すのでS1.7が有利でしたが、75手目４二飛が悪手でいっぺんに逆転してしまいました。 途中危ない局面も有りましたがするすると入玉に成功して、はっきり勝勢になりました。 しかし自陣の小駒を守るために持ち駒を投入して、攻めに使おうとしません。 りすかす将棋の山田さんのお父さんが「金持ちだね。駒をバンバン自陣に投入しているよ」と言いましたが、 作者はそのような展開にイライラさせられます。 あれ？お父さん！息子さんのプログラムの戦い振りを見なくていいんですか？ せっかく入玉したのに鈴木将棋は玉をバックさせてしまいます。 自分の対局を終えたらしく観戦にきた奈良将棋（鈴木将棋の分家の分家となっているが血の繋がりは無い、本家よりはるかに強い）の奈良さんが 「もう少しで入玉出来そうですね。」と言いましたが、それは入玉した玉が敵陣から戻ってきた局面でした。 鈴木将棋は小駒を拾いながらさらに玉バックさせて、とうとうトン死を食らってしまいました。 コンピュータ将棋で適切なサブゴールを見つけるのは難しいということを痛感した一局でした。
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